自分でいることになんの不安も持たないように、努力してみませんか?

勝間和代のクロストーク - 毎日新聞

私も努力した方が幸せになれると思っています。


仕事で自分の進むべき道がわからず、ずっともがき苦しんでいました。
苦しいけれどひたすら出口を探していました。
そうやって悩み続けたからこそわかります。


勝間さんはとてもさらっと書いているから「努力しなくても努力ができる天才」に見えるし、
一般人はそこまで努力できないよ、と思う人の気持もわかる。
けれどここで本当に言いたいことは「自分なりの努力をしよう」「正しい努力をしよう」ということ。


なにが正しいか、自分なりってなんだ、という人も多いでしょう。
でもそれは人から教えてもらうものではありません。
自分が将来どうなりたいかは、自分が決めるものです。
人から教えてもらった目標に向かって努力しても、心が納得していないと続きません。


例えば英語が話せるようになりたいという夢を持っていたとしましょう。
20歳の大人が外国人と英語でコミュニケーションできるようになりたい、というのは努力すれば実現できる目標ですが、
0歳児が英語で流暢に話すというのは、どんなに努力しても実現不可能な目標です。
その能力が備わっていないからです。


人生も同じ。
自分の目標が身の丈にあっていないのに、「実現できない」と嘆いていませんか?
途中の段階を経ずにいきなりすごい人になろうとしていませんか?


「ほどほどの生活でいい」「今の自分でいい」と本当に心から思っている人なら、
そもそも「ほどほどでいいよ」なんて考えてもいないでしょう。
「ほどほど」じゃあ不安だと思っているから、他人に「ほどほどでいいよ」と言ってもらって安心する。
自分の不安をそれで落ち着けているんです。


人から「ほどほどでいい」と承認されて安心したとしても、しばらくするとまた不安になるでしょう。
自分が心から納得していないから。
自分自身が「ほどほどで」と思っていないから。


それだったら、自分の心と向きあって、
本当はどうなりたいのか、現実的な目標を作って不安と戦った方が精神衛生上いいと思います。
現実的な目標を描いたり、自分を現実的な目標に近づけることが「努力する」ということです。


最初から自分にはできないとあきらめていませんか?
「成功した姿」をとてもすごいモノだと思っていませんか?


私は成功=お金持ちではなく、成功=自分の人生に自信をもって生きられることだと思います。
すごい人になる必要はないんです。
自分らしい自分になればいいんです。


自分でいることになんの不安も持たないように、努力してみませんか?