秀丸で作成した文書をEvernoteに登録する(Windows限定)


Evernoteはいろんなものを溜めておけて便利ですよね。
でもエディタがもう少し使いやすければいいのに…と思いませんか?
ただ書くだけならいいけれど、ちょっと凝ったことをしようと思うと物足りない。
いつも使っているエディタを使ってEvernoteに登録できるといいのに。


http://r.nanapi.jp/1970/
このサイトを参考に、秀丸で作成した文書をEvernoteのクライアントアプリに登録するマクロを作ってみました。
Evernoteに付属するツールENScript.exeを使っています。
Windows限定です。

秀丸とは

Windows上で使えるシェアウエアのエディタです。
ハイライト表示やアウトライン解析など便利な機能がついているのに軽い。
独自のマクロ言語がついているので、処理を自動化することもできます。
秀まるおのホームページ(サイトー企画)−秀丸エディタ


今回はこのマクロを使ってEvernoteに登録します。

設定手順

  1. マクロを作成する
  2. 秀丸にマクロを登録する
マクロを作成する

秀丸のマクロファイルフォルダに以下の内容でファイルを作成します。
ファイル名は何でもOK。拡張子は.macにします。

//マクロファイル用のフォルダにファイル保存
$date = year + month + day;

$title = leftstr(gettext(seltopx, 1, 0, 0),strlen(gettext(seltopx, 1, 0, 0))-2);
//ファイル保存先のパスを指定 \は二つ記述する
$saveFile = "C:\\memo\\"+$date + "_" + $title + ".txt";
message "Evernoteと以下に保存します。- " + $saveFile;
saveas $saveFile, sjis; 
//ファイルパスは随時調整
run "C:\\Program Files\\Evernote\\Evernote\\ENScript.exe" + " createNote \/s " + $saveFile + " /i " + $title; 

このマクロでは、秀丸で書いた文書を"C:\memo"配下に yyyymmdd_一行目の文章.txt というファイル名で保存し、
その後ENScript.exeを使ってEvernoteにノートを追加します。
テキストファイルを保存するときにShift-JISにコード変換しています。
私の環境ではこれをやらないと文字化けしたので。
各自の環境に合うよう、この辺はカスタマイズしてください。

秀丸にマクロを登録する

秀丸メニューの「マクロ」→「マクロ登録」を選択します。
マクロのタイトル(任意)を入力し、ファイル名に先ほど作成したマクロファイルを入力します。
横の「…」ボタンでファイル選択ダイアログが出るのでそこから選ぶことも可能です。


登録すると、メニューの「マクロ」の中に先ほど登録したマクロタイトルが表示されているはず。
これで設定は完了です。

実行手順

  1. 秀丸で文書を書く
  2. 秀丸上でマクロを実行


たったこれだけ。

いろいろ応用できます

外部コマンドを呼び出すだけなので、プログラムが実行できる他のエディタでも応用できると思います。
ENScript.exeはノートの作成・検索・印刷・エクスポートなどの操作ができます。
ノートブック名日本語だと文字コードの問題でうまくいかないことがあるの難点ですが。

http://www.evernote.com/about/developer/win_scripting.php


この方法で、秀丸Evernoteの一方通行ができるようになりました。
マクロを実行するたびにノートが追加されます。
Evernote秀丸は現時点では無理そう。これができれば文句ないのになー。