情報の混乱の中で私ができること


東北関東中部の大震災と、福島第一原発の事故で
多くの方が被災されていることをニュースで知り、とても胸を痛めています。


今の私にできることは本当に小さい。
募金や支援物資を送るというすぐできる行動だけでなく、
もっと長く継続することができればいいなと思っています。
何ができるのかわかりませんが、この気持ちは忘れずに燃やし続けたい。


震災の発生から10日。
私が日常的に入り浸っているTwitterでも情報が錯綜しています。
多くの方の不安な気持ちが伝わってきます。


誰かの責任を追及して溜飲を下げている人、
日本人や被災地の美談を取り上げて鼓舞している人、
情報の混乱に乗じて自分の主張を展開している人、
すべて無駄だったとあきらめてしまう人、
不安の声をあげることを抑えようとする人、
不確実な情報で混乱させる人、
不謹慎という言葉で他人の行動をコントロールしようとする人、
日常生活を送ることを躊躇ってしまう人…。


この10日で、このような意見をたくさん見てきました。
もともとその人が持っている性質が、震災という混乱で
より増幅して現れているのだと思います。
もちろん私自身も上記のどれかに入っていることでしょう。


一方で、具体的な数値や事象をあげて考える材料を与えてくれる人たちの存在は
とてもありがたく、力強く感じました。
そして今までの私には、その具体性が足りなかったのだと気づかされました。


情報の混乱にストレスを感じている人たちへ。
混乱の渦中にいる人を責めるのではなく、
素晴らしい行動を取り上げ、真似をしていきましょう。
足りない人や物ばかりに囚われるのではなく、できていることに目を向けて伸ばしていきましょう。


私はこれからは人を非難することをやめ、
具体的な数値や現象から物事を理解することと、
私が素晴らしいと思う行動を見つけ、
それを他の人に提示していくことをしたいと思っています。


すぐに変えることはできないかもしれません。
でも少しずつでも方向を変えていきたいです。