情報に流されそうになったときに唱えるキーワード


震災以来多くの災害が連続で起こり、ニュースの洪水になっています。
最初は冷静にニュースを捉えられていた方も、だんだんと不安や不信が募り
疲れてきたのではないでしょうか。
精神的に疲れると判断能力も鈍るし、恐怖がわいてきます。
ニュースの洪水に流される前に、少し立ち止まって考えましょう。


情報に流されないために、ニュースを見るたびに次の言葉を唱えてみてください。
「このニュースを見て私はどうするか」

今すぐ必要な情報か

たくさんのニュースを見ていると、本当に必要な情報なのか、
それとも単なる話題として知りたいのか分からなくなります。

これは自分に必要なニュースなのか、それを読んで何か行動を起こす必要があるのか、
まずそれを考えましょう。
ニュースの洪水に流される前に、今すぐ必要でないニュースは切り捨てましょう。

そのニュースを見てどう感じるか

ニュースを見てどう感じるかも、自分で決めることができます。
安心するのか、不安になるのか、悲しくなるのか、うれしくなるのか。


例えば水道水の放射性物質のニュース。
関東地方に住む人の最大の関心事は「安心かどうか」でしょう。
どういう状態なら「安心」と思えるのか、自分の基準を考えましょう。
テレビや専門家が安心と言っているから安心と鵜呑みにするのではなく、
何を安心と思うかはあなたが決められます。
不安になるニュースは見ないと決めることもできます。

どう行動するか

ニュースを見て、どう行動するかもあなたが決められます。


例えば数値が一定数を超えたら「危険」と判断して飲料水を確保したり、
信頼できるニュース源を見つけたり、
募金をしたり物資を送ったりすることです。
また、何もしないというのも行動の一つです。

どうするかは自分で決めることができる

大切なのは、そのニュースを見たときに
何を読み取り、何を考え、どう行動するかは、
自分で決められるということです。


大量のニュースにさらされると、私たちは判断能力が落ち、
自分で決めることができなくなります。
そうすると人の言っていることに簡単に流されたり、
不確定な情報をばらまいてしまったり、
不安や恐怖に押しつぶされそうになってしまいます。


「このニュースを見て私はどうするか。」
一つ一つ確認しながらニュースとつきあっていきましょう。