へなちょこな現状:自分の役割が見つからないストレス

このブログのタイトルを「目指せ!へなちょこ脱出」としたからには、
私がどうへなちょこで、どうなりたいのかを書かねばなりません。
どこまで書くか迷いましたが、自分を前に進めるために正直に書きます。
しばらくおつき合いください。

ストレスで適応障害

私はシステムエンジニアをやっています。
現在は休職中なのでやっていました、が正しいのでしょうか。
とにかく今は仕事から離れています。


様々なストレスが原因で自律神経失調症になりました。
最初はがんばって出勤していましたが、やがてそれすらできなくなり休みがちに。
宵っ張りの朝寝坊なので、出勤が本当に辛かった。
朝起きられない分、夜にがんばっていろいろしてしまい夜更かしをしてしまう。
その結果、睡眠サイクルがみだれ余計に朝が辛くなるという繰り返し。
あまりにつらいので心療内科を訪ねました。


一度目の休職。
数カ月休んで気力も戻ったので復職しました。
しかし、なかなか体調はもどらずまた欠勤がちに。
そして二度目の休職。


お医者様と話しているうちに、自律神経の乱れだけではなく仕事に対する適応障害があるとわかりました。

ストレスの原因

この1年間ひたすらもがき苦しんで、考えに考えた挙句
ようやくストレスの原因が見えてきました。


ひとつは、仕事で自分の役割がわからなくなったこと。
ふたつめは、やらないといけないとたくさんの物事を抱え込んでいたこと。

自分の役割って?

私は今の会社に勤めて10年近くになります。
チームのリーダーとしてバリバリとやっていてもおかしくない年齢です。
しかし、私には一人でする仕事ばかりまわってきていました。


プログラムも設計もそこそこできる。
他の人がやったことがないようなことでも、それなりのものは作れる。
そういうことを繰り返しているといつの間にか、一人で小さい仕事を回すという立ち位置になっており、
部署のメンバーから孤立してしまっていました。


この状態はまずいと思い、上司にかけあいました。
「チームで仕事がしたいのです。チームに入れてもらえませんか。」
上司の答えはいつもこうでした。
「そのチームに入れると今の君の仕事がまわらない。」
「君は女性だから何ヶ月も出張とかできないだろう?だから無理だ。」
そうやってチームにはいる機会を逃し続けました。


もともと人付き合いが得意なほうではないので、一人の仕事は確かに気楽でした。
しかし私はチームで何かを成し遂げる達成感を味わいたかった。
ひとりだけの仕事はもう面白みがなかったのです。


女性でも、何ヶ月も出張できなくても、チームでできる仕事はあるはず。
それを見つけようとがんばりました。
上司から「君はなかなかやるな。この仕事を任せてみるか。」と言われたくて、がんばりました。
リーダーとしての能力が足りないのだと思い、いろいろと勉強しました。


しかしどれだけがんばっても、部署の中での自分の役割が見つからなかったのです。
そこでようやく気づきました。
上司の頭の中には、私をチームに入れるという考え自体がないのだと。
女性だからできないという価値観だったのだと。
上司の価値観を変えようと必死になっていたのだと。


人の価値観を変えることは、努力してなんとかなる問題ではありません。
私にそれだけの実力がなかった。
自分には難しいことを実現しようと努力しすぎていたのです。


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