へなちょこなりの改善:メモで自分と向き合う

ストレスですっかり参ってしまった体。
体を癒すためにまずは薬を飲んでしっかり休みました。


そして始めたことが2つあります。
ユビキタスキャプチャと、タスク管理(GTD)です。

iPhoneで世界が広がった

「すべてを記録する」ユビキタスキャプチャという概念はLifehacking.jpさんの記事で知っていました。
けれども、それを習慣にすることは私には難しいことでした。
紙とペンを持っていてもカバンに入れっぱなしになっていることがほとんど。
女性ものの洋服は手帳が入るようなサイズのポケットはついていません。
思ったときにメモをとる環境がなかなか作れませんでした。


そこに救世主が現れました。
iPhoneです。


スマートフォンW-ZERO3)を所持していたこともあり、あまりiPhoneに興味はなかったのですが、
初めてiPhoneを触らせてもらったときに、これは私に合う!というインスピレーションがありました。
体調が悪くて布団から出られないこともしばしば。
しかし、iPhoneがあれば手元から世界につながることができます。
早速契約しました。


iPhoneは私の世界を広げてくれました。
少し私の手には大きいけれど、ポケットにもなんとか入れられるサイズ。
持っていてウキウキ。
「これでユビキタスキャプチャをやってみよう。」
そう思ってメモアプリをいれたのですが、やはり簡単には習慣にはなりませんでした。

Twitterとの出会い

iPhoneを購入する少し前からTwitterも始めていました。
最初は何を書いていいのか戸惑いましたが、1ヶ月もすると波に乗って自由に泳げるように。
いつでもどこでもつぶやく。
そんなことが習慣になってきました。


そして気づいたのです。
「これってユビキタスキャプチャだよな。」
それから本格的にユビキタスキャプチャを始めました。


Twitterに書けることはTwitterに。
自分だけに秘めておきたいことはiPhoneに。
数カ月続けていると、それが当たり前になってきました。
やっとできるようになったのです。

ユビキタスキャプチャから自分の考えをみつめる=認知療法

ユビキタスキャプチャを本格的に始めると、それまで中途半端にメモを取っていた頃よりも
心の変化を大きく感じるようになりました。
自分の考えを書き出すことによって、それを客観的に捉えることができるようになりました。


「毎日がおもしろくない」
じゃあ、面白くするにはどうしたらいいだろう?
「自分なんていくらがんばってもダメだと思う」
今までどんなことをがんばってきたの?
ダメだと思う根拠は?


それを繰返していくことで、自分の考えの歪みが見えてきました。
まさしくこの手順こそ精神疾患に有効な「認知療法」だったのです。
自分で自分の考えの歪みを理解することで、矯正していこうという考え方です。


また、Twitterも同じ効果を与えてくれました。
リアルタイムに流れてくるニュース。
それに対する様々なコメント。
「同じことを見ていても、人によってこうも捉え方が違うのか。」
他者の価値観が目に見えてわかり、とても面白くなってきました。


他者の価値観を見ることで、相対的に自分の価値観も測ることができます。
ここはあの人と似ているな、ここは違うなと。
そして「自分はなにか」すこしずつ考えるようになりました。


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