将来を具体的に考える覚悟ができた


一気に体調が良くなってきました。


うつがひどいときは、布団から出られなかった日もありました。
辛い状況から逃げたいという気持ちが強く、
どうしてこんなに辛いのかと考えるばかりでした。
自分のやっていることを、自分のことと思えませんでした。
どこか他人のような感覚を覚えていて、理想の自分と現実の自分が乖離している、
そういう現状さえキチンと認識できない、ふわふわとした感じでした。


調子がよくなり、外出ができるようになりました。
そして不思議と「辛い」と思わなくなりました。
自分のやっていることに疑いを持つ気持ちは、まだ残っていますが
それでも自分でやっていかければいけないのだと、
自分の心の中で気持ちが座りました。


やはり病気が、自分の現在地を見極める力を奪っていたのでしょう。
よくなってきたとたんに自分の現在地が見えるようになりました。
自分の気持ちを積極的に「書く」ことで自分を見ようとしたことも良かったのでしょう。
でも先月までは、書いたことすら正確に認識できていませんでした。
自分を責める方向にばかり、考えが向いていました。


現状が見えてきたら、将来が不安になりました。
うつのときは自分の境遇の不幸を嘆いていたのですが、
良くなってくると現状が見えてきて、具体的な心配に変わりました。
それは、何か変えていかないといけないという焦りになりました。


今、ようやくその焦りも消えてきたところです。
焦っても仕方がない。
これからどうするのか、具体的に考えていこうと決意しました。
幸いにもまだ少し余裕もあります。
人生をリセットする気持ちでじっくりと、しかし少しでも前に進んでいきたいと思っています。