自分の強みを知る方法

今日は「自分の強みを知る」講座を受講してきました。自分の強みを知り、自分の気質・性格を理解する講座です。

自分の強みを知ると何が良いのか

自分の能力を高めようと考えたとき、まず弱みや欠点に目がいく人が多いのではないでしょうか。私もずっと欠点を埋めることばかり考えていました。しかし、自分のことがよくわからない段階で欠点ばかり見つめていると、自分に自信がなくなり、物事に積極的に取り組めなくなります。精神のバランスを崩しかねません。

そこで、弱みよりも「強み」を意識して自分を理解していくことが大切です。自分の強みを知ると「これはできている」「今のままの自分でいいんだ」という自己信頼感につながります。自分が信頼できると、新しいことや苦手なことにチャレンジする気力が湧いてきます。良い気分でいることで、素晴らしい成果を上げ、目標を達成することができるようになります。

また自分を深く理解していくと、自然と他者を理解する気持ちも強まるそうです。他者にも自分とは異なる「強み」があると気づくからです。自分とは違う個性・価値観に気づけば、他者とうまくコミュニケーションすることもでき、チームワークにも良い影響を与えるでしょう。

強みを知る方法

「強みを知る」方法として有名なのは、この本です。

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす

本の最後に「強み診断」へのアクセスキーがついていて、自分の強みを知ることができるそうです(ただし1回だけ!)。私はこの本を図書館で借りて読んだのですが、やっぱり自分の強みが分かってから読んだほうが頭に入りますね。いまいちピンと来ませんでした。興味のある方は購入してみてはどうでしょうか。

今日の講座では、別の方法で強みを探りました。

自分の強みを20個みつける

まず付箋紙に「自分の強み」を20個書き出します。自分で思うもので十分です。私の場合は「好奇心旺盛」「工夫する」「人を尊重する」「あきらめが早い」など挙げてみました。

他者が知っているものと知らないものに分ける

それらを「他者が知っている」強みと「他者が知らない」強みに分けます。他者が知っているものが多いほど、自分をオープンにしていて対人関係がうまくいっていると言えます。他者が知らないものは、隠された魅力です。ここをアピールしていくと、対人関係が変わっていくでしょう。

他者から見た強み

つぎに他者から見た強みを挙げてもらいます。今日の講座では初対面の方もいらっしゃったので、簡単な自己紹介と見た目で判断してもらいました。家族や友人など身近な人から聴くのもいいし、ネットで繋がっている人に聴くのも面白そうです。

自分が知っているものと知らないものに分ける

それらを「自分が知っている」強みと「自分が知らない」強みに分けます。自分が知っているものは、うまくアピールできている強みです。自分が知らないものは、存在に気づいていない強みです。こんな一面もあるのか!と驚かされます。

私の場合は、「行動力がある」「チャーミング」など挙げていただきました。自分では行動力がないと思っていましたし、過去には「愛想がない」と言われて人間関係を苦手に感じていたので、とても意外でした。人からはこう見えているんですね。

ジョハリの窓

この分け方は、コミュニケーション心理学では「ジョハリの窓」と呼ばれています。

  自分が知っている 自分が知らない
他者が知っている 開放の窓
(公開されている自己)
盲点の窓
(自分では気づいていない自己)
他者が知らない 秘密の窓
(隠された自己)
未知の窓
(誰からも知られていない自己)

公開されている部分が多いほど、オープンなコミュニケーションができていると考えられます。

この図を「強み」にあてはめると、盲点・未知の強みに気づき「自分が知っている」ものにすることで、自己理解が深まると考えることができます。またそれを公開の窓にいれると、他者と自己の評価が一致するので自分の納得する評価を受けられるようになります。

強みを活かす

発見した「強み」の中から1つ選び、その強みを自分がどれだけ活かしているか10点満点で点をつけます。

私は他者からあげていただいた「チャーミング」を選びました。自分では考えたこともなかったのですが、みなさんから「ニコニコしていて魅力的だ」「癒やし系だ」と言っていただいて嬉しかったのです。自分ではあまり活かしているような気がしないので、3点。

次に、どういうときに強みを活かしていると感じるか?活かしていないと感じるか?を考えます。具体的な状況や行動を挙げていきます。そうすると、どうすれば強みを活かせるのかわかってきます。私の場合は、リラックスしていたり、美味しい飲み物を飲んでいるとき、笑顔でいるときなど挙げてみました。こういうときは確かに気分がいいのです。

意外にあった強み

あまり自分に自信が持てなかったのですが、強みが確かにあることがわかり安心しました。十分に活かしきれていないことに気づき、弱みよりもこちらを先に強化した方がいいのでは?と考えも変わってきました。

どの人にも強みはあります。自分や周りの人の力を借りると、新しい発見があり、自分に対する見方が変わります。気分や行動を変えるきっかけになるのではないでしょうか。ぜひやってみてください!